イネミズゾウムシ Lissorhoptrus oryzophilus は、コウチュウ目(鞘翅目)・ゾウムシ上科・ゾウムシ科に分類されるゾウムシの一種。アメリカ原産のイネ科の害虫で、日本では外来種として各地に定着している。
アメリカ南東部原産[1]。
体長3mm。イネ類を食べる。土や落ち葉の中で成虫で越冬する。
両性生殖するものと単為生殖するものがあり、日本に分布するものは雌だけで繁殖する単為生殖である[1]。
日本では愛知県の知多半島で1976年に確認されていた後、全国に定着が拡大した[1]。カリフォルニア州から輸入された乾草に紛れ込んで侵入したと考えられる[1]。
中国や朝鮮半島では1988年に侵入が確認されている[2]。
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。