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ゼフィランサス ( Japanese )

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曖昧さ回避 架空の兵器については「ガンダム開発計画#ガンダム試作1号機(ゼフィランサス)」をご覧ください。
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タマスダレ属 Zephyranthes carinata
サフランモドキの野生化した個体
(2007年8月26日、静岡県西伊豆
分類APG III : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 単子葉類 monocots : キジカクシ目 Asparagales : ヒガンバナ科 Amaryllidaceae 亜科 : ヒガンバナ亜科 Amaryllidoideae : ヒッペアストルム連(アマリリス連) Hippeastreae 亜連 : タマスダレ亜連 Zephyranthinae : タマスダレ属 Zephyranthes 学名 Zephyranthes
Herb. (1821) タイプ種 Zephyranthes atamasco (L.) Herb.

ゼフィランサスは、ヒガンバナ科クロンキスト体系ではユリ科タマスダレ属[1]学名: Zephyranthes)の植物の総称。温暖な地域で生育し、土中に鱗茎を形成する多年草

近縁のハブランサス属英語版クーペリア属英語版[2]とともに、多くの乾燥と高温の後にが降って球根が潤うと花茎をのばして開花する性質があるため、ともにレインリリーと呼ばれる[3]

名はギリシャ語Zephyros(西風、ゼピュロス)と anthos)が語源であるが、なぜそう名付けられたのかよくわかっていない。

形態・生態[編集]

10〜25cm位の草丈。

ほとんどの種が6月〜9月頃に開花する。花色は白色桃色黄色などがあり、種間の交配が比較的容易なことから、両親の血を受け継いだ様々な色合いのものが存在する。よく似たハブランサスとよく混同されるが、ハブランサスは斜め上向きに花が咲くのに対して、ゼフィランサスの花は直立して真上に花が咲く特徴がある[3]

ヒガンバナ亜科の例にもれず、全草にリコリンを含み有毒であり、ニラ、鱗茎をノビルと間違えて食べて中毒を起こす例が報告されている[4]

分布[編集]

メキシコを中心に、北米南東部、西インド諸島中央アメリカ南アメリカに35〜40種がある[要出典]

人間との関わり[編集]

日本では園芸植物として広く植栽されているが、江戸時代末期から明治時代初期に渡来した、タマスダレサフランモドキ稔性こそ低い(全く結実しないわけではない)が、鱗茎の分球による繁殖力が強く、耐暑性に優れ耐寒性もあるため、日本の気候によく順応し、人里周辺に野生化したものがよく見られる。

下位分類[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 大場秀章編著 『植物分類表』 アボック社ISBN 978-4-900358-61-4。
  2. ^ 近年、クーペリア属はタマスダレ属に統合されている。
  3. ^ a b 金田初代『大きな写真でよくわかる!花と木の名前事典』西東社、2014年、181頁
  4. ^ 東京都福祉保健局 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報係. “タマスダレ”. 食品衛生の窓. ^ 日本帰化植物写真図鑑』 408頁 には、「ブラジルの原産」とある。
  5. ^ 日本帰化植物写真図鑑』 409頁。
  6. ^ 日本帰化植物写真図鑑 第2巻』 297頁。
  7. ^ 日本帰化植物写真図鑑 第2巻』 298頁。

参考文献[編集]

  • 清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七編著 『日本帰化植物写真図鑑 : Plant invader 600種』 全国農村教育協会ISBN 4-88137-085-5。
  • 植村修二ほか編著 『日本帰化植物写真図鑑 : Plant invader 500種 第2巻』 全国農村教育協会ISBN 978-4-88137-155-8。

関連項目[編集]

 src= ウィキスピーシーズにタマスダレ属に関する情報があります。  src= ウィキメディア・コモンズには、タマスダレ属に関連するカテゴリがあります。

外部リンク[編集]

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ゼフィランサス: Brief Summary ( Japanese )

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ゼフィランサスは、ヒガンバナ科クロンキスト体系ではユリ科)タマスダレ属(学名: Zephyranthes)の植物の総称。温暖な地域で生育し、土中に鱗茎を形成する多年草

近縁のハブランサス属英語版)、クーペリア属英語版)とともに、多くの乾燥と高温の後にが降って球根が潤うと花茎をのばして開花する性質があるため、ともにレインリリーと呼ばれる。

名はギリシャ語の Zephyros(西風、ゼピュロス)と anthos()が語源であるが、なぜそう名付けられたのかよくわかっていない。

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