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Eriocheir

モクズガニ属 ( Japanese )

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モクズガニ属 Eriocheir japonica.jpg
抱卵したモクズガニの成熟メス(甲幅7cm)
(2007年9月・千葉市)
分類 : 動物界 Animalia : 節足動物門 Arthropoda 亜門 : 甲殻亜門 Crustacea : 軟甲綱 Malacostraca 亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca 上目 : ホンエビ上目 Eucarida : エビ目(十脚目) Decapoda 亜目 : エビ亜目(抱卵亜目) Pleocyemata 下目 : 短尾下目(カニ下目)[1] Brachyura 上科 : イワガニ上科 Grapsoidea[1] : モクズガニ科 Varunidae[1] : モクズガニ属 Eriocheir[1] 学名 Eriocheir De Haan, 1835 和名 モクズガニ属 英名 Eriocheir

本文参照

モクズガニ属(藻屑蟹属、学名Eriocheir) は、エビ目(十脚目)短尾下目モクズガニ科に分類されるカニのうち、日本各地で食用にされているモクズガニ、食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)などが属する分類群の一つである。

分布[編集]

中国朝鮮半島日本台湾などの東アジアが原産地であるが、チュウゴクモクズガニは侵略的外来種として古くから有名な種であり、世界の侵略的外来種ワースト100のうち1種にも選定されている。ヨーロッパでは20世紀の初頭ドイツで見つかって以来、これまでにフィンランドノルウェーロシアからイギリスフランスオランダスペインポルトガルセルビアなど広範囲に分布を拡げ、在来の淡水性カニを駆逐している。アメリカ合衆国では拡散を防ぐために一切の商取引が禁止されている。本種が瞬く間に分布を拡散するのは、欧米の淡水性カニと異なり陸上を移動して他の水系へ侵入するからとされる。

日本においては、在来種であるモクズガニを除いて、外来生物法特定外来生物(第二次指定種)として、飼育はもちろん、活きたままでの輸送や保管も禁止されている。

生態[編集]

淡水性のカニで、川底で生活する。幼生は海水から汽水域で育つため、親蟹は雄、雌とも産卵のために河口や海岸に移動する必要がある。主に秋に、河口で生殖したのち、雌が海水域に移動して産卵する。腹部は薄い灰色で、7節に分かれており、雄は三角形、雌は俵型をしている。

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チュウゴクモクズガニ

下記の4種が知られている。

下記はかつてモクズガニ属とされたが、現在は別属とされる。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 小林 (2011)、p.43

参考文献[編集]

  • 小林哲、2011、「モクズガニ類の侵略の生物学(1)モクズガニ属の分類学--侵略的外来種チュウゴクモクズガニと日本の在来種モクズガニ」、『生物科学』63巻1号、日本生物科学者協会、ISSN 0045-2033NAID 40018952700 pp. 42-54
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モクズガニ属: Brief Summary ( Japanese )

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モクズガニ属(藻屑蟹属、学名Eriocheir) は、エビ目(十脚目)短尾下目モクズガニ科に分類されるカニのうち、日本各地で食用にされているモクズガニ、食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)などが属する分類群の一つである。

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