キンメダイ(金目鯛、Beryx splendens)は、キンメダイ目キンメダイ科に属する深海魚。
世界各地の深海に生息。
目が金色に輝き、魚体の色が赤いことから「キンメダイ」の名があるが、マダイやクロダイなどのスズキ目スズキ亜目タイ科とは異なる種類である。
旬は冬だが四季を通じてよく脂が乗っているため、煮物にすると特に美味であるほか、白身であらゆる料理に利用できる。身は軟らかく小骨が少ないため、老人や子供にも食べやすい。しかし旬が冬季である為に荒天の影響を受け漁の安定性が確保できない事、扱う漁師の減少などの影響で漁獲高も年々減少し、水揚げが最も多い伊豆半島などで地産地消の一環でブランド化して、価格の高騰と流通量の減少が続いている。
食料として見た場合、キンメダイの体内に含まれる微量の水銀に注意する必要がある。 厚生労働省は、キンメダイを妊婦が摂食量を注意すべき魚介類の一つとして挙げており、2005年11月2日の発表では、1回に食べる量を約80gとした場合、キンメダイの摂食は週に1回まで(1週間当たり80g程度)を目安としている[1]。