ククイ (ハワイ語 kukui) は、トウダイグサ科の樹木である。学名 Aleurites moluccanus。キャンドルナッツ (英語 candlenut)、クミリ (インドネシア語 kemiri)、トゥイトゥイ (タヒチ語・トンガ語 tuitui)とも呼ばれる。
原産地は東南アジア。人間によって広まり、太平洋諸島を始め、熱帯地域に広く分布する。
樹高10~20メートルの落葉樹。
白く小さい五弁花をつける。
直径5センチメートルほどの丸い果実をつける。種子は油に富み、50%以上が脂肪分である。
種子を調味料としたり、そのまま食材としたりする。
ハワイでは、炒った種子に塩を加えてイナモナという調味料を作る[1]。
油はニス、シャンプー、接着剤などさまざまな成品の原料となる。現在は儀礼用などに限られるがかつては灯火としても使われ、英語名キャンドルナッツの元となった。