シマドジョウ(Cobitis biwae)は、コイ目ドジョウ科に属する淡水魚である。同属には、スジシマドジョウなど似た種類が多い。また、地域によっては亜種があり、見分けは困難である。また、カワドジョウ、ササドジョウ、スナサビ、スナメなど異名、地方名が多い。
日本固有種である。山口県西部・四国南西部を除くほぼ日本各地の淡水域に生息している。河川の中流域の砂礫底に多く見られる。
ユスリカなどの幼虫やイトミミズ、デトリタスや付着藻類などをたべる。
観賞用として1970~80年代には日本のペットショプでも売られており、海外にも輸出されている。観賞魚として人気が高く、また、食用としても美味である。
尾びれは丸く、体は細長い。左右に3本ずつ、合わせて6本の鬚を持ち、体側には円形や楕円形の黒色斑が縦に10~20程度並んでいるのが見られる。種内変異が実に多様である。また、オスの胸鰭の第2鰭条第1節が発達して骨質盤となり顕著に伸長し、基部が楕円形で先端部が嘴状になる形質が他種と見分けるのに有効とされる。体の斑紋は地域的な変異、あるいは個体差が大きく、さらに瀬戸内地方からは4倍体の個体群が知られているなど、種内変異が実に多様である。
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