コモンデスアダー (学名:Acanthophis antarcticus) は、コブラ科デスアダー属に分類されるヘビ。特定動物。有毒。
全長は60-90cm。体色は砂地に目立ちにくい茶褐色もしくは灰褐色。頭は三角形で、瞳孔は縦長。
毒性は神経毒で、オーストラリアでは特に危険なヘビの1つ。死亡率は50%に達する[1]。
砂漠や荒れ地に潜み、棘のある尾を振って獲物のトカゲをおびき寄せて捕食する。
繁殖形態は卵胎生。
本種はクサリヘビ科と思われていたが、研究が進むにつれ、コブラ科であることがわかってきた。オーストラリア大陸にはクサリヘビが生息しないため、その代置種として本種がクサリヘビの生態系上のニッチを占め、クサリヘビのような形態になったといわれる。