ミナミトリシマヤモリ(南鳥島守宮、Perochirus ateles)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科シマヤモリ属に分類されるヤモリの一種。
ミクロネシアの島々、日本の南鳥島と南硫黄島に生息する。日本の個体は、流木などに乗って漂着した個体が定着したものと考えられている。
南硫黄島で確認されている両生・爬虫類は本種と、オガサワラトカゲ (Cryptoblepharus boutonii nigropunctatus) のみである[1]。
大きさは成体で、12-19cmほど。後脚の指5本のうち、一本は爪しかないこと、首のくびれが少ないこと、虎模様の体色をもつ事などが形態上の特徴。
海岸の岩場から、樹林にかけて生息するが、繁殖方法など詳しい生態は、日本での生息地が数少なく、それが離島であることもあり、分かっていない。
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)