イワニガナ(岩苦菜、学名:Ixeris stolonifera )は、キク科ニガナ属の多年草。別名ジシバリ(地縛り)。
日本全国、朝鮮半島、中国に分布し、日当たりのよい山野から田畑、市街地にまで自生している。
花茎の高さは5〜15cmくらい。葉は根生し長い葉柄がつく。葉の形は卵形で縁は全縁。花期は4〜7月で、直径25mmほどの淡黄色の花を1株に3個ほどつける。
よく似るオオジシバリ(大地縛り、学名:Ixeris debilis )は、イワニガナより花茎が高く、花、葉ともに大型で、葉の形が披針形で縁に鋸歯がある[1]。
和名は、岩の上にも生えることができるニガナという意味である[1]。別名の「ジシバリ」は、地面を這うように伸びて広がる根の様子が、地面を縛っているようにみえることに由来する[1]。