サワギク(沢菊、Nemosenecio nikoensis)は、キク科の多年草。別名ボロギク(襤褸菊)。
沢沿いや湖沼沿いなど湿気の多い場所に生息する。果実期には冠毛がぼろ(襤褸)のように見える。それぞれ、サワギク、ボロギクの名の由来である。
高さは60–90cm。5–8月に鮮やかな黄色い花を咲かせる。
従来、キオン属 Senecio サワギク節 Sect. Nemosenecio に分類されていたが、Jeffrey & Chen 1984 により独立属とされるようになった。
英語のグラウンドセル (groundsel) 等がサワギクと訳されることがあるが、グラウンドセルはキオン属 Senecio の総称的な名称であり、多くの場合はノボロギクのことである。