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マンリョウ ( Japanese )

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マンリョウ Ardisia crenata
Ardisia crenata
静岡県、2010年12月)
分類APG III : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots 階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots 階級なし : キク類 asterids : ツツジ目 Ericales : サクラソウ科 Primulaceae 亜科 : ヤブコウジ亜科 Myrsinoideae : ヤブコウジ属 Ardisia : マンリョウ A. crenata 学名 Ardisia crenata
Sims[1] シノニム 英名 coral bush 品種[2]
  • カバミノマンリョウ
    A. c. f. aurantiaca
  • シロミノマンリョウ
    A. c. f. leucocarpa
  • キミノマンリョウ
    A. c. f. xanthocarpa

マンリョウ(万両、学名: Ardisia crenata)は、サクラソウ科(またはヤブコウジ科ヤブコウジ属常緑小低木。林内に生育し、に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ(千両)などとともに正月縁起物とされる。

形態・生態[編集]

高さは1mほど。同属のヤブコウジと似ているが、ヤブコウジは高さ10cmほどなので区別ができる。根元から新しいを出して株立ちとなる。

は縁が波打ち、互生する。葉の波状に膨れた部分には、共生細菌が詰まった部屋が内部に形成されている。また、葉は光に透かすと黒点が見える。

は白色で、7月頃に咲き、小枝の先に散形花序をなす。

果実は液果で、10月頃に赤く熟し、翌年2月頃まで枝に見られる。栽培品種には白や黄色の果実もある。

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    株立ちした本種

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    果実が熟しても赤くならない品種

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    果実は葉の下に幹を囲むように付く

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    実を拡大

分布[編集]

東アジアインドの温暖な場所に広く分布する。日本では、関東地方以西~四国九州沖縄に自生するほか、庭木などとしても植えられている。なお、アメリカ合衆国フロリダ州では外来有害植物[3]として問題になっている。

人間との関わり[編集]

いわゆる古典園芸植物のひとつで、江戸時代には葉が縮れたりした変異個体が選抜されて、多様な品種群が栽培された。

脚注[編集]

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Ardisia crenata Sims”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). ^ 米倉浩司; 梶田忠 (2003-). “BG Plants簡易検索結果表示”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). 千葉大学. ^ 波田善夫. “マンリョウ”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 参考文献[編集]
    • 茂木透写真 『樹に咲く花 合弁花・単子葉・裸子植物』 高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、ISBN 4-635-07005-0。

    関連項目[編集]

     src= ウィキスピーシーズにマンリョウに関する情報があります。  src= ウィキメディア・コモンズには、マンリョウに関連するカテゴリがあります。

    外部リンク[編集]

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マンリョウ: Brief Summary ( Japanese )

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マンリョウ(万両、学名: Ardisia crenata)は、サクラソウ科(またはヤブコウジ科ヤブコウジ属常緑小低木。林内に生育し、に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでセンリョウ(千両)などとともに正月縁起物とされる。

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