ベンガルガキ
ベンガルガキの花
分類(APG III) 界 :
植物界 Plantae 門 :
被子植物門 Magnoliophyta 階級なし :
真正双子葉類 eudicots 階級なし :
コア真正双子葉類 Core eudicots 階級なし :
キク類 asterids 目 :
ツツジ目 Ericales 科 :
カキノキ科 Ebenaceae 属 :
カキノキ属 Diospyros 種 :
ベンガルガキ D. malabarica 学名 Diospyros malabarica(
Desr.)
Kostel., 1834[1] シノニム -
Diospyros biflora Blanco
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Diospyros citrifolia Wall. ex A.DC.
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Diospyros glutinifera (Roxb.) Wall.
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Diospyros glutinosa J.Koenig ex Roxb.
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Diospyros malabarica var. siamensis (Hochr.) Phengklai
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Diospyros peregrina (Gaertn.) Gürke
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Diospyros peregrina f. javanica Kosterm.
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Diospyros siamensis Hochr.
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Embryopteris gelatinifera G.Don
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Embryopteris glutinifera Roxb.
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Embryopteris glutinifolia Link
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Embryopteris peregrina Gaertn.[2]
和名 ベンガルガキ
インドガキ
ナンヨウガキ
[3] 英名 Malabar ebony
Wild mangosteen
River ebony
ベンガルガキ(学名 : Diospyros malabarica)(あるいはインドガキ、ナンヨウガキ)は、インド、スリランカ、バングラデシュ、東南アジアを原産地とするカキノキ科の被子植物である。常緑高木である。
本黒檀の一種である。寿命が長く、非常にゆっくりと成長する。樹高は35 m、幹は直径 70 cmまで達することがある[4]。タイ王国アーントーン県の木である。枝が多く樹冠は密となる。樹皮は、黒色平滑である。葉は互生で、その形状は、長楕円形で、その長さは10 -23cmになる。革質で光沢がある。花弁は4枚あり、色は、汚黄色である。雄花は、直径1.2cmで、3 - 6個に集合している。雌花は直径1.5 cmである。果実は、卵形で、直径4 - 6 cmの大きさ、へたが4片ある。熟すると果皮が黄色くなり、褐色の果粉が豊富につく。未熟の果実には豊富なタンニンが含まれている。熟した果実は食べることができるが、渋みがやや多く残る場合がある。種子が4 - 8個ある。心材は黒色で、暗色の縞がある。比重は、0.74 - 083 である[3]。
各地の名称[編集]
本種は、地域によっては以下のように呼ばれている[5]。
樹皮、葉、花、果実は、アーユルヴェーダ医学では、薬用として使用されている。未熟な葉や果実は、伝統的に布を黒く染める染料として使用されている[6]。樹木からしみ出した粘着性のある物質は、伝統的にボートの防水加工や接合に使用された[4]。材は、建築や家具の用材として使用される[3]。
外部リンク[編集]
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