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(2016年12月)
アジアジムグリガエル
アジアジムグリガエル Kaloula pulchra
保全状況評価 LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) 分類 界 :
動物界 Animalia 門 :
脊索動物門 Chordata 亜門 :
脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 :
両生綱 Amphibia 目 :
無尾目 Anura 亜目 :
Neobatrachia 科 :
ヒメアマガエル科 Microhylidae 亜科 :
Microhylinae 属 :
ジムグリガエル属 Kaloula 種 :
アジアジムグリガエルK. pulchra 学名 Kaloula pulchraGray,
1831 和名 アジアジムグリガエル 英名
Chubby frog アジアジムグリガエル(亜細亜地潜蛙、Kaloula pulchra)は、ヒメアマガエル科ジムグリガエル属に分類されるカエル。
インド、カンボジア、スリランカ、中華人民共和国南部、ネパール、バングラデシュ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスに自然分布。インドネシア(スラウェシ島、ボルネオ島)、シンガポール、マレーシア(ボルネオ島)へ移入。
体長5.5-7.5cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大でも体長6cmほど。体色は暗褐色で、吻端から体側面にかけて明褐色の筋模様が入る。この色彩によって林床では体の輪郭が不明瞭になり、保護色になると考えられている。
前肢の指の先端は三角形状に広がる。
平地の森林や水辺に生息する。地表棲だが、樹上で見られることもある。夜行性で、昼間は落ち葉や石の下などで休む。外敵に襲われると、四肢を突っ張って体を膨らませて自分を大きく見せ、相手を威嚇する。
食性は動物食で、昆虫類(主にアリ)などを食べる。
繁殖形態は卵生。雨季にできた水溜まりに集まり、オスは水面に浮かびながらメイティングコールを行う。
人間との関係[編集]
環境に対する順応性が高く、市街地やゴミ捨て場などにも生息し、生息地では生息数が最も多いカエルの1つとされる。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。属内では最も流通量が多い。野生個体のみが流通する。テラリウムで飼育される。ケージにはヤシガラ土や腐葉土などの保湿力があり、潜りやすい床材を厚めに敷く。その際に床材の表面がやや乾燥して底の方が湿っている状態にし、地中に潜ることで生体が適した湿度を選択できるようにする。床材に挿し水をしたり、夜間や消灯時に霧吹きで水分を与える。頭部および口が小型のため、体に対して小型の餌(コオロギなど)を与える。
2016年10月1日より特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律に基づき、特定外来生物に指定され、飼育は禁止されている。
関連項目[編集]
ウィキメディア・コモンズには、
アジアジムグリガエルに関連するメディアがあります。
ウィキスピーシーズに
アジアジムグリガエルに関する情報があります。
参考文献[編集]
-
千石正一監修 長坂拓也編 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、276頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生・はちゅう類』、小学館、2004年、54頁。
- 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル1 ユーラシア大陸、アフリカ大陸とマダガスカル、オーストラリアと周辺の島々のカエル』、誠文堂新光社、2004年、100頁。
- 海老沼剛 「The World of FROGS ジムグリガエル属、コガタジムグリガエル属、オオバガエル属&トマトガエル属」『クリーパー』第30号、クリーパー社、2005年、70、93頁。
- 海老沼剛 『かえる大百科』、マリン企画、2008年、42頁。
外部リンク[編集]
-
2007 IUCN Red List of Threatened Species
- Kuangyang, L., Zhigang, Y., Haitao, S., Baorong, G., van Dijk, P.P., Iskandar, D., Inger, R., Dutta, S., Sengupta, S. & Sarker, S.U. 2004. Kaloula pulchra. In: IUCN 2007. 2007 IUCN Red List of Threatened Species.
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