サバクキンモグラ(Eremitalpa granti)は、哺乳綱アフリカトガリネズミ目キンモグラ科サバクキンモグラ属に分類される哺乳類。本種のみでサバクキンモグラ属を構成する[4]。
体長7.6 - 8.8センチメートルとキンモグラ類最小種[3]。体形は扁平で、上から見ると卵型[3]。背面は灰褐色や灰色、腹面は淡黄白色や淡赤褐色[3]。
前肢の第1 - 3指には長い爪が生え、第4指の爪も発達する[3][4]。
幼獣は背面が銀色[3]。
海岸や内陸の砂丘に生息し、点在する草地(特にイネ科からなる)を好む[3]。夜行性[3]。一晩で4.8キロメートル以上を掘り進んだ跡が確認された例もある[4]。
アリ類や甲虫類・シロアリ類などの昆虫、クモ、トカゲ類などの小型爬虫類などを食べる[3]。地表にいる獲物を砂中に引きずり込んで捕食することもある[4]。
生息地がほとんど人の手が入っていない海岸沿いの砂漠のため、絶滅のおそれは低いと考えられている[1]。一方でダイヤモンドの採掘や農地開発・観光開発による影響が懸念されている[1]。
サバクキンモグラ(Eremitalpa granti)は、哺乳綱アフリカトガリネズミ目キンモグラ科サバクキンモグラ属に分類される哺乳類。本種のみでサバクキンモグラ属を構成する。