エゾニュウ(Angelica ursina)はセリ科・シシウド属の植物の一種。
北海道、本州(北部・中部)に分布する[1]。
草丈1-3mの多年草[1]。直立した太い茎は、上部でいくつも枝分かれしている[1]。葉は2-3回3出の羽状複葉[1]。7-8月に花を咲かせ、散形花序となる[1]。
和名の「ニュウ」はアイヌ語に由来する[1]。
主に茎の部分を山菜として利用する。非常にアクが強いため、いったん塩蔵してから塩抜きして食用とする。秋田県などでは「ニョウサク」「ミョウサク」などと呼ばれ、特に好まれる。