アンフューマ科(アンフューマか、Amphiumidae)は、両生綱有尾目に属する科。現地では conger eel または congo snake と呼ばれている。congerとはアナゴのことである。
アメリカ合衆国南東部
最大種はフタユビアンフューマで最大全長116cm。体形は長い。体色は黒または灰色。
成体に外鰓はないが、左右に1つずつ鰓穴が残る。四肢は小型で、最大でも2cm程度。指趾は1-3本
目蓋と舌を欠く。[1]
人間の約25倍という生物中で最大のDNA量を持つ。[2]
河川や池沼、湿地などに生息する。流木の下や他の動物が掘った穴などを隠れ家にする。水が干上がると泥の中で夏眠することができる。
食性は動物食で、昆虫類、甲殻類、魚類、両生類、爬虫類などを食べる。
夜行性。
繁殖形態は卵生。体内受精。水辺の穴や倒木の下などに卵を産み、母親は卵が孵化するまでの約5ヶ月間卵にとぐろを巻いて保護する。
幼生は外鰓を持つ。約4ヶ月で変態して成体となり、外鰓が消失し肺呼吸をはじめるが、完全に機能する内鰓も持つ。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。流通量は少ない。