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フジマメ ( Japanese )

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フジマメ DolichosLablab3.jpg 分類 : 植物界 Plantae 階級なし : 被子植物 angiosperms 階級なし : 真正双子葉類 eudicots : マメ目 Fabales : マメ科 Fabaceae 亜科 : マメ亜科 Faboideae : インゲン連 Phaseoleae : フジマメ属 Lablab : フジマメ L. purpureus 学名 Lablab purpureus (L.) Sweet 英名 Hyacinth bean

フジマメ藤豆,Lablab purpureus)とは、マメ亜科フジマメ属に属するつる性の植物。別名にセンゴクマメ(千石豆)アジマメ(味豆)など。インゲンマメと混同されがちだが、別種である。

特徴[編集]

熱帯地域に分布する。温かい気候との親和性が強く、成長は速い。品種によって莢の色に差異があり、莢が紫色の品種はスミレ色や赤紫色の絢爛な葉をつけることから観葉植物として人気が高い。莢が緑の品種は白い花を咲かせる。

歴史・名称[編集]

アフリカアジアを原産地とする。古くはインドで栽培され、東南アジアエジプトスーダンなどでも見られる。

日本には9世紀以降度々導入された。関西ではフジマメをインゲンマメと呼び、インゲンマメはサンドマメと呼ばれている[1]岐阜県では飛騨・美濃伝統野菜に「千石豆」として、石川県では加賀野菜の一つとして「加賀つるまめ」の名でブランド化されている。

用途[編集]

熱帯、亜熱帯の地域で、食用や家畜の餌として栽培される。若い莢を天ぷら和え物、汁の実にして食べる。種子は熟したもの、若いもの、双方食べられる。熟した種子は堅い外皮で覆われているため、料理の際は長時間の加熱を必要とする。加熱の際には何度か水を換える。大量に摂取すると毒性が強く危険。乾燥させた種子は豆粕に加工したり圧縮、発酵させて納豆のようにして食べる。加熱してそのまま食べても良い。ミャンマーでは種子がカレーの材料に使われる。

東洋医学では「扁豆」と呼ばれ、消化不良や解毒に効果のある生薬として用いられる[2]

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フジマメの莢
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フジマメの種子

脚注[編集]

  1. ^ 青葉高『野菜の博物学』(講談社ブルーバックス) 83ページ
  2. ^ 生薬の玉手箱・扁豆」株式会社ウチダ和漢薬、2015年9月22日閲覧。

参考文献[編集]

  • 金田洋一郎、満田新一郎「ヤマケイポケットガイド21 野菜・果物」(山と渓谷社 ISBN 4-635-06231-7)55ページ
  • バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント編、山本紀夫訳「世界の食用植物文化図鑑」(柊風舎 ISBN 978-4-903530-35-2)199ページ
 src= ウィキメディア・コモンズには、フジマメに関連するメディアがあります。
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フジマメ: Brief Summary ( Japanese )

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フジマメ(藤豆,Lablab purpureus)とは、マメ亜科フジマメ属に属するつる性の植物。別名にセンゴクマメ(千石豆)、アジマメ(味豆)など。インゲンマメと混同されがちだが、別種である。

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