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カンゾウタケ ( Japanese )

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カンゾウタケ
Fistulina hepatica Schaeff.:Fr. Fistulina hepatica01.jpg 分類 : 菌界 Fungi : 担子菌門 Basidiomycota : 真正担子菌綱 Hymenomycetes : ハラタケ目 Agaricales : カンゾウタケ科 Fistulinaceae : カンゾウタケ属 Fistulina : カンゾウタケ F. hepatica Schaeff.:Fr. 学名 Fistulina hepatica Schaeff.:Fr. 和名 カンゾウタケ 英名 Beefsteak Fungus

カンゾウタケ肝臓茸Fistulina hepatica Schaeff.:Fr.)は、ハラタケ目カンゾウタケ科カンゾウタケ属に属するキノコ。全世界に広く分布し、欧米では広く食用にされている。アメリカなどでは"Beefsteak Fungus"・「貧者のビーフステーキ」、フランスでは「牛の舌」(Langue de boeuf)と呼ばれている。

梅雨期と秋に、スダジイマテバシイなど(欧米ではオークの木、オーストラリアではユーカリ)の根元に生え、褐色腐朽を引き起こす。は舌状から扇型で、表面は微細な粒状で色は赤く、肝臓のように見える。裏はスポンジ状の管孔が密生し、この内面に胞子を形成する。他のヒダナシタケ類と異なり、この管孔はチューブ状に一本ずつ分離している。

は、霜降り肉のような独特の色合いを呈しているうえ赤い液汁を含み、英名のBeefsteak Fungusの名の通りである。生ではわずかに酸味があるが、管孔を取った上で、生のまま、またはゆでて刺身や味噌汁にしたり、炒めて食べたりする。

分類[編集]

カンゾウタケはカンゾウタケ科に分類されており[1]、近年の分子系統解析において、ヌルデタケやスエヒロタケ科の菌類と近縁であることが示されている[2]

その他[編集]

カンゾウタケ科に属するキノコは、世界中で数種類しかない小規模なグループを形成している。現在、カンゾウタケ属は本種を含む8種が命名されている。

参考画像[編集]

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    切断面図1

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    切断面図2

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    切断面図3

関連項目[編集]

 src= ウィキメディア・コモンズには、カンゾウタケに関連するメディアがあります。

外部リンク[編集]

[編集]

  1. ^ Funga Nordica. Copenhagen: Nordsvamp. (2008). p. 40 & 250. .
  2. ^ Moncalvo JM, Vilgalys R, Redhead SA, et al. (2002) One hundred and seventeen clades of euagarics. Molecular Phylogenetics and Evolution 23:357-400
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カンゾウタケ: Brief Summary ( Japanese )

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カンゾウタケ(肝臓茸、Fistulina hepatica Schaeff.:Fr.)は、ハラタケ目カンゾウタケ科カンゾウタケ属に属するキノコ。全世界に広く分布し、欧米では広く食用にされている。アメリカなどでは"Beefsteak Fungus"・「貧者のビーフステーキ」、フランスでは「牛の舌」(Langue de boeuf)と呼ばれている。

梅雨期と秋に、スダジイマテバシイなど(欧米ではオークの木、オーストラリアではユーカリ)の根元に生え、褐色腐朽を引き起こす。は舌状から扇型で、表面は微細な粒状で色は赤く、肝臓のように見える。裏はスポンジ状の管孔が密生し、この内面に胞子を形成する。他のヒダナシタケ類と異なり、この管孔はチューブ状に一本ずつ分離している。

は、霜降り肉のような独特の色合いを呈しているうえ赤い液汁を含み、英名のBeefsteak Fungusの名の通りである。生ではわずかに酸味があるが、管孔を取った上で、生のまま、またはゆでて刺身や味噌汁にしたり、炒めて食べたりする。

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