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カラカサタケ ( Japanese )

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カラカサタケ Macrolepiota procera 2013 G1.jpg 分類 : 菌界 Fungi : 担子菌門 Basidiomycota 亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina : 真正担子菌綱 Agaricomycetes : ハラタケ目 Agaricales : ハラタケ科 Agaricaceae : カラカサタケ属 Macrolepiota : カラカサタケ M. procera 学名 Macrolepiota procera (Scop. : Fr.) Sing. 英名 Parasol mushroom
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ヒダの様子

カラカサタケ(唐傘茸、学名Macrolepiota procera)は、ハラタケ科カラカサタケ属キノコ。ニギリタケ、オシコンボ、キジタケ、ツルタケと呼ばれることもある。ヨーロッパ、北米をはじめ分布は世界中に広がる。

概要[編集]

からに竹林や雑木林などの光が差し込む場所に単生または散生。

は、はじめ卵型、成長すると中~大型で中高平、周辺部はややそりかえる。表皮は灰褐色で、成長に従い亀裂ができ鱗片状となる。傘の裏はヒダが密で白色。成長すると弾力性のある綿状。傘をにぎってもはなすともとの形にもどることから「ニギリタケ」の名称が生まれた。は30cmになることもあり、基部が太く中空で、表皮はひび割れて鱗片を帯びてまだら模様となる。リング状で厚いつばをもち、このつばは柄に付着しておらず上下に動かせる。傷による変色は見られない。なお、外観が類似する猛毒種がいくつか存在するので注意が必要。(食毒の項を参照)

食毒[編集]

従来から食用とされる。天ぷら炒め物きのこ汁等加熱した上で利用されるが、生食は消化器系の中毒を起こす。蕁麻疹下痢アレルギーを起こすこともある。無味、無臭。猛毒のオオシロカラカサタケドクキツネノカラカサをカラカサタケと間違って食べ、中毒を起こした例も存在するので注意が必要。

参考文献[編集]

  • 長沢栄史監修 安藤洋子ほか著『日本の毒きのこ』 学習研究社、2003年 ISBN 4054018823
  • 本郷次雄監修 幼菌の会編 『カラー版 きのこ図鑑』 家の光協会、2001年 ISBN 4259539671
  • 大舘一夫・長谷川明監修 都会のキノコ図鑑刊行委員会著 『都会のキノコ図鑑』 八坂書房、2007年 ISBN 4896948912
  • 前川二太郎監修 トマス・レソェ著 『世界きのこ図鑑』 新樹社、2005年 ISBN 4787585401
  • 小宮山勝司著 『きのこ大図鑑』 永岡書店、2008年 ISBN 9784522423981
  • 今関六也ほか編 『日本のきのこ』 山と渓谷社、1988年 ISBN 4635090205
  • 佐久間大輔監修 大舘一夫ほか著 『考えるキノコ 摩訶不思議ワールド』 INAX出版、2008年 ISBN 9784872758467

Gallery[編集]

  • Macrolepiota-procera.jpg
  • Macrolepiota procera fungus, Woodfidley, New Forest - geograph.org.uk - 261237.jpg
  • Macrolepiota procera 2011 G1.jpg
  • Parasol-Macrolepiota-procera.jpg
  • Parasol mushroom.jpg
  •  src=

    A breaded parasol mushroom

外部リンク[編集]

関連項目[編集]

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カラカサタケ: Brief Summary ( Japanese )

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カラカサタケ(唐傘茸、学名Macrolepiota procera)は、ハラタケ科カラカサタケ属キノコ。ニギリタケ、オシコンボ、キジタケ、ツルタケと呼ばれることもある。ヨーロッパ、北米をはじめ分布は世界中に広がる。

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